バングラ産のゴートスエードです。 国内のゴートスエードと比べメリットはバングラディッシュは日本と特恵関税国として無税で輸入出来るため安く仕入れでき、安価でご提供出来ます。 デメリットは海外で鞣し、染色をするため国内で仕上げる製品に比べて質の粗が若干多いです。また取り扱いロットが多くないと輸入コストが高くついてしまいうことがあります。 今回 メリットとデメリットをコントロールしながら、安価で提供できるようになりました。 類似商品として国産ゴートスエードに比べた商品説明を致します。 最大のメリットはバングラディッシュゴート国産に比べて、安価にです。 またデメリットは色数が少ないです。またやや色落ちしやすいです。 色落ちに関してはイタリアンレザーでもそうですが、日本人よりも海外の人の方が寛容な方が多く、タンナー自身があまり気にしていないということがあります。 弊社でもタンナーに強く要望していますが、はやり国産のゴートよりは色落ちしやすいです。 版回りが小さいので、かばんには向きませんが、衣服につきにくい小物や靴には最適です。 吟面は吟取りと言って軽く擦られています、吟面をペーパーすることによって革全体を柔らかくしています。 |
No. & Name | color | No. & Name | color | No. & Name | color | ||
ロジャー #001 オフ白 | ロジャー #101 ピンクGD | ロジャー #103 Lオーク | |||||
ロジャー #707 グレージュ | ロジャー #102 キャメル | ロジャー#105カーキーブラウン | |||||
ロジャー #111 Dブラウン | ロジャー #093 グレー | ロジャー #115 ネービー | |||||
ロジャー 黒 |
上記のゴート(山羊)革は鞣し 染色をした状態で輸入しております。なめしはクロームです。バングラディッシュではイスラム教徒が多く、ハラールに従って豚肉は食べませんが、山羊肉をよく食べます。ハラールによると豚は不浄なので食べることはもちろん、触るのもダメなはずですが、人によるところも大きいみたいです。 ミンチなどよくわからないお肉はけして食べない場合もありますが、よくわからないならOKという方もいました。 触れてはいけない豚革も仕事上扱っているので、どうするか聞いたところ 「本当はダメ」と笑っていました。 結構適当な民族性の印象を受けます。 それは商品に関しても同じような扱いになるので、こちらも輸入する際は特に神経を使います。 希望した仕様になっていなかったり、色が全然違っていたり、ようやくHPでも販売できるくらい商品が揃ったので販売にこぎつけました。 今はバングラも新型コロナが蔓延していますが、人口密度も日本に比べ圧倒的に多いのでとても心配です。 工場は動きだしたと言っていましたが、安全かどうかは微妙な所だそうです。 早く世界が元に戻ることを切に望みます。 令和2年6月1日 |